Service 診察内容

こんな症状は当クリニックに
おまかせください。

  • 捻挫・打撲
  • 肩が上がらない
  • 切り傷
  • 手足の痺れ
  • 関節の痛み
  • 腰痛
  • 骨粗しょう症
  • 骨折
  • 脱臼

部位別の代表疾患

肩・肘 手・指 足・足関節
肩・肘 手・指 足・足関節

肩・肘

  • 四十肩(肩関節周囲炎)

    四十肩、または肩関節周囲炎は、肩の痛みと運動制限を特徴とする病態です。通常、三つの段階に分かれます。
    初期段階である痛みの段階では、肩に痛みがあり、特に運動時に痛みが強くなります。次に凍結の段階では痛みが続くうちに、肩の運動が制限され、肩関節が硬くなります。肩の動かしにくさが現れます。最後に解凍の段階では時間の経過とともに症状が改善され、肩の可動域が戻っていきます。

  • 凍結肩(肩関節拘縮)

    肩関節が適切に動かなくなり、痛みや拘縮(こうしゅく、関節の運動制限)が生じる状態を指します。医学的には「腱板周囲炎(Rotator Cuff Tendinitis)」や「肩峰下障害(Subacromial Bursitis)」などが原因で発生することがあります。凍結肩は通常、炎症段階→拘縮段階→回復段階と進み、初期の激しい痛みや拘縮は徐々に解消され、肩の動きが回復していきます。自然治癒が進行する一方、理学療法や運動療法が助けになることがあります。治療には、炎症や痛みの管理、物理療法、運動療法、時には抗炎症薬や痛み止めの薬の使用が含まれます。進行が重度な場合には、関節内に薬剤を注入したり、必要に応じて手術が検討されることもあります。適切な治療により、多くの患者様が徐々に症状を改善し、正常な肩の動きを回復できることが期待されます。

  • 石灰沈着性腱板炎

    石灰沈着性腱板炎は、肩の疾患の一種で、特に腱板(肩の周りの腱の一部)にカルシウムの堆積が生じる病態です。これにより、炎症、痛み、そして時には運動制限が引き起こされます。

  • 腱板断裂

    腱板断裂は、肩の解剖学的構造である腱板の一部が部分的または完全に裂けた状態を指します。腱板は肩関節の動きと安定性をサポートし、肩の上腕骨と肩甲骨を結びつける役割を果たしています。この損傷は急性外傷、反復的な過度の使用、加齢による変化などによって引き起こされます。

  • 変形性肩関節症

    変形性肩関節症は、肩関節の軟骨が摩耗し、関節の変性が進行した状態を指す疾患です。この症状は通常、加齢や長期間の肩の使用、外傷、遺伝的要因などによって引き起こされます。症状としては、肩の痛みや関節の周りに炎症が生じ、腫れや熱感が現れることがあります。

  • 肩鎖関節脱臼

    肩鎖関節脱臼は、肩関節の球状の上腕骨が肩甲骨のくぼみから外れる状態を指します。これは肩関節の最も一般的な外傷の一つで、通常は外傷やけがが原因で発生します。主な症状として、肩の強い痛みや腫れなどがあり、肩が通常の範囲内で動かせなくなり、特に肩を上げたり前後に動かしたりすることが難しくなります。

  • 変形性肘関節症

    変形性肘関節症は、肘の関節軟骨が摩耗し、炎症を引き起こす慢性的な関節疾患です。主な原因は加齢や過度の関節使用で、スポーツや肘に負担をかける職業の人々によく見られます。症状には痛み、腫れ、運動制限が含まれ、重度の場合には変形や関節の不安定性が生じることもあります。治療は保守的な方法(安静、物理療法、薬物療法)から手術まで幅広くあり、症状の程度に応じて選択されます。

  • 肘部管症候群

    肘部管症候群は、肘の神経である尺骨神経が圧迫されることで生じる神経障害です。主な症状には痛み、しびれ、手の力の低下、指の感覚の異常が含まれます。この症候群の主な原因は肘部の怪我、圧力、または繰り返しの過度の動作によるものです。診断には神経学的評価や画像検査が使用されます。治療には保守的な方法(安静、物理療法、薬物療法)がありますが、重度の場合は手術が必要なこともあります。早期の診断と治療が神経損傷の進行を防ぎ、症状の改善を促す重要な役割を果たします。

手・指

  • ばね指

    ばね指は、指の腱鞘に炎症や腫れが生じ、指が曲げたり伸ばしたりする際に引っかかる症状を指します。主な原因は腱鞘の炎症や肥厚で、繰り返しの手の使用や関節炎が関与することがあります。症状には指の突然の閉じる動き、痛み、腫れが含まれます。保守的な治療(安静、物理療法、薬物療法)が効果的な場合もありますが、症状が重度の場合は手術が必要となることがあります。

  • 腱鞘炎

    腱鞘炎は、腱の周りの組織に炎症が生じる状態を指します。これは主に過度の使用や急激な運動に起因し、痛み、腫れ、運動制限が特徴です。治療には安静、氷の冷却、薬物療法、物理療法が含まれ、時には注射療法も行われます。適切な治療と休息により、炎症を軽減し、回復を促すことができます。再発を防ぐために、適切な姿勢と運動習慣の見直しも重要です。

  • ヘバーデン・ブシャール結節

    ヘバーデン結節は、中年以降の女性に多く見られる疾患で、通常指の末節関節に現れ、関節軟骨の変性と関連しています。これに対して、ブシャール結節は指の中節関節に生じます。これらの結節は、関節の腫れ、痛み、運動制限を引き起こすことがあります。治療は主に痛みの管理と関節の機能維持に焦点を当てており、非ステロイド性抗炎症薬や痛みの軽減のための薬物が一般的に使用されます。物理療法や手術も症状緩和の方法として検討されることがあります。ただし、これらの結節は進行性のものであり、完全には治療できないことが多いため、症状管理が重要です。

  • 母指CM関節症

    母指のCM関節症は、母指の基部に位置する関節の疾患を指します。これは、特に加齢に伴って発生しやすい関節疾患で、母指の付け根部分に痛み、腫れ、運動制限を引き起こします。この疾患の主な原因は、関節軟骨の劣化や摩耗によるものです。手の使用による過度のストレス、遺伝的要因、または関節炎との関連が考えられています。CM関節症の症状には、特に握力を使う動作時に痛みや不快感が現れ、母指の動きが制限されることがあります。

  • 手根管症候群

    手根管症候群は、手首の手根管と呼ばれる狭いトンネル内で中等神経が圧迫されることによって引き起こされる神経障害です。手首の内部に位置する手根管は、中等神経とその他の組織で満たされており、手の感覚と筋肉の制御に重要な役割を果たします。主な症状には、手首から指先にかけての痛み、しびれ、チクチク感、手の力の低下が含まれます。これらの症状は特に夜間や手首を使う作業中に悪化することがよくあります。
    原因は手根管内の圧力が増加し、神経への血液供給が阻害されることが一般的です。リスク因子には、加齢、遺伝、糖尿病、関節リウマチ、手首の怪我などが含まれます。

  • ガングリオン

    ガングリオンは、一般的に手や足の関節周辺など、体のさまざまな部位に発生する液体で満たされた袋状の塊や嚢腫です。ガングリオンは通常、腱や関節包から液体が漏れ出てできることがあります。しばしば皮下に突起として現れ、透明な液体で満たされた袋のように見えます。触るとしばしば柔らかく、押すと痛むことがあります。
    具体的な原因は不明ですが、腱や関節周囲の組織の微小な損傷や炎症が関与している可能性があります。痛みや不快感を引き起こすことがありますが、症状は軽度から重度までさまざまです。時には圧力をかけることでガングリオンが消失することもあります。

  • TFCC損傷

    TFCC(Triangular Fibrocartilage Complex)損傷は、手首の内側に位置する三角繊維軟骨複合体に損傷が生じた状態を指します。急な手首の怪我、関節の過度の負担、または長期間にわたる手首の使用によって引き起こされることがあります。スポーツの怪我や仕事における反復的な動作がリスク因子になることがあります。主な症状には、手首の痛み、しびれ、腫れ、手首の力の低下、またはクリック音が含まれます。特に手首を曲げたり伸ばしたりする際に痛みが生じることがあります。

足関節・足

  • 変形性足関節症

    変形性足関節症は、足首の関節軟骨が摩耗し、炎症を引き起こす慢性的な疾患です。この病態は足首の関節部分に発生し、足首の運動や機能に影響を与えます。主な原因は加齢に伴う自然な関節軟骨の劣化ですが、怪我、長期間の関節の過度の使用、または関節の不安定性などが要因として関与することがあります。症状には足首の痛み、腫れ、運動制限、朝の関節こわばり、足首周辺の変形が含まれます。痛みは特に足首を動かすときに現れ、日常生活に支障をきたすことがあります。

  • 外反母趾

    外反母趾は、足の親指(母趾)の付け根の関節が外側に偏って変形する疾患で、親指が他の指に向かって曲がることが特徴です。外反母趾は遺伝的要因や靴の選択、扁平足などが影響することがあります。特に、高いヒールの靴や先の細い靴を長期間履いたり、足の過度な負担をかけたりすることが原因となることがあります。症状には足の付け根部分の腫れ、炎症、痛み、親指の変形、靴の摩擦による角質が含まれます。歩行時に不快感や痛みを感じることが多く、足の機能が制限されることがあります。

  • 扁平足

    扁平足は、足のアーチが通常よりも低く、足裏が地面に近い状態を指します。扁平足は一般的で、多くの場合は症状が現れずに存在しますが、一部の人々には足の痛みや不快感が伴うことがあります。原因はさまざまで、遺伝的な要因、関節の柔軟性、足の筋肉の強さ、怪我、肥満などが影響することがあります。痛みや不快感が伴う場合と伴わない場合があります。症状がある場合、足の裏の疲労感、足首や膝の痛み、腰痛が生じることがあります。また、足首が内側に傾くこともあります。

  • リスフラン関節症

    リスフラン関節症は、足の中足骨と近位足根骨が結合するリスフラン関節に損傷や炎症が生じる疾患です。この関節は足のアーチを維持し、足の運動や重量分散に重要な役割を果たしています。リスフラン関節症は通常、急激な足首の捻挫や関節の脱臼、骨折などの怪我から発生します。また、慢性的な過度のストレスや炎症性の関節疾患も原因となることがあります。症状には足首や足の甲部分の痛み、腫れ、炎症、歩行時の不安定感、足のアーチの変化が含まれます。症状は重度で日常生活に支障をきたすことがあります。症状を評価し、X線、CTスキャン、MRIなどの画像検査を使用して関節の変化や損傷を確認することがあります。

  • 足底腱膜炎

    足底腱膜炎は、足底にかかる過度の負担などが原因で腱膜である足底腱膜に炎症が生じる疾患です。足底腱膜は足のアーチをサポートし、足裏の骨とつながっています。足底腱膜炎の主な原因は足底腱膜に過度の負担や炎症がかかることです。これは長時間の立ち仕事、運動不足、急激な運動、肥満、過度なストレス、足のアーチの異常などが関与することがあります。主な症状は足底の痛みです。通常、痛みは足の裏のかかとの部分で最も強く感じられ、特に朝起きたときや長時間の歩行・立ち仕事の後に痛みが悪化することがあります。

  • 椎間板ヘルニア

    椎間板ヘルニアは、脊髄のクッションが損傷し、神経圧迫を引き起こす病態です。腰や首の痛み、しびれが一般的で、治療には休息、理学療法、薬物、手術があります。早期発見が重要です。

  • 頸髄症

    頸髄症は、頚髄(首の脊髄)の圧迫により、神経症状を引き起こす疾患です。主な症状に首の痛み、手の痺れ、筋力の低下があります。治療には安静、理学療法、薬物、手術が含まれ、早期診断と治療が必要です。

  • 胸郭出口症候群

    胸郭出口症候群は、肩の領域で神経や血管が圧迫される疾患です。通常、鎖骨と第一肋骨の間に位置する胸郭出口で問題が発生し、圧迫によって痛み、しびれ、筋力低下、血行障害が生じます。さまざまな原因で引き起こされますが、肩の筋肉や骨の異常、けが、姿勢の問題、肩の過度の使用などが要因として挙げられます。

  • 頚椎神経根症

    頚椎神経根症は、頚椎(首の骨)の神経根が圧迫または損傷される神経障害の一種です。椎間板の変化、骨棘の成長、頚椎の損傷、または狭窄などが原因で起こります。この症状は、首から腕にかけての痛み、しびれ、筋力低下、そして時には頭痛やめまいも含みます。

  • むち打ち症(頚椎捻挫)

    むち打ち症は、交通事故などで首が急激に前後に揺れることによって生じる頚椎の急性損傷です。この急激な運動により、首の筋肉、靭帯、椎間板、神経根に損傷が生じ、痛みや不快感、しびれ、頭痛、肩のこりなどの症状が現れることがあります。 むち打ち症の症状は個人差があり、軽度から重度までさまざまです。診断には病歴の詳細な評価と身体検査が含まれ、時には画像検査(X線、MRIなど)が行われることもあります。

  • 腰部脊柱管狭搾症

    腰部脊柱管狭窄症は、腰椎の周りにある脊柱管が狭まることによって脊髄や神経根に圧迫が生じる疾患です。この狭窄は、脊柱管内の骨や軟組織の変化によって引き起こされます。腰部脊柱管狭窄症の主な原因は、加齢に伴う脊椎の変化です。腰椎の椎間板の劣化、骨棘の増加、黄色靱帯の肥厚などが狭窄を引き起こす要因となります。腰部脊柱管狭窄症の症状には、腰や臀部、下肢に痛みやしびれ、脚の弱点が含まれます。これらの症状は通常、歩行や立ち上がりなどの活動時に悪化し、安静時や前かがみの姿勢で緩和されることがあります。これは通常、神経の圧迫によるもので、"距離痛"と呼ばれることがあります。腰部脊柱管狭窄症は進行性の疾患であり、早期の診断と適切な治療が症状の管理に重要です。

  • 腰椎椎間板ヘルニア

    腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎の椎間板の一部が椎間板の外側に突出する疾患です。この突出した部分が神経根や脊髄に圧迫をかけ、痛みや症状を引き起こすことがあります。これは、椎間板の劣化や損傷によって引き起こされます。加齢、急激な姿勢の変化、過度の負担、外傷などが原因となることがあります。主な症状には、腰痛、坐骨神経痛(しびれや痛みが脚に放射痛が発生する)、足の筋力低下、感覚異常が含まれます。痛みやしびれは通常、患部に応じて特定の部位に放射痛を伴うことがあります。

  • 骨粗しょう症

    骨粗しょう症は、骨が脆くなり、骨折のリスクが増加する骨の疾患です。通常、骨は密度が高く、強度がありますが、骨粗しょう症の患者様では、骨密度が低下し、骨の構造も変化しています。これにより、軽度の外傷や衝撃でも骨折しやすくなります。骨粗しょう症は主に中高年以上の女性によく見られますが、男性や若い人にも発症することがあります。骨粗しょう症の主な原因は骨の密度が低下することで、症状が進行するまで気付きにくいことがあります。骨折が起こると脊椎骨折や大腿骨の骨折など、重大な合併症が生じる可能性があります。骨粗しょう症の予防と管理には、適切な栄養摂取、運動、禁煙、適切な薬物療法、骨密度検査などが重要です。個々の症状やリスク要因に応じて、医師が適切なアドバイスを提供し、治療計画を立てることが大切です。

  • 腰椎圧迫骨折

    腰椎圧迫骨折は、脊椎の骨が圧迫されて縮んだ状態になる骨折の一種です。通常、このタイプの骨折は腰椎で発生し、特に高齢者や骨粗しょう症の患者様によく見られます。診断には、X線、CTスキャン、MRIなどの画像検査が使用されます。これにより、椎体の圧迫や変形が視覚化されます。腰椎圧迫骨折は高齢者や骨粗しょう症患者様にとって比較的一般的な合併症であり、適切な治療とリハビリテーションが重要です。治療の選択肢は個々の症状や骨折の程度に応じて異なりますので、医師の指導のもとで治療計画が策定されることが重要です。

  • 腰椎分離症

    腰椎分離症は、脊椎の一部である腰椎の骨の一部が割れる疾患です。軽度の腰椎分離症の場合、安静や物理療法(体操、ストレッチ、筋力トレーニング)が症状の軽減に役立つことがあります。重度の症状や神経症状がある場合、手術が必要なことがあります。手術には腰椎融合(腰椎の骨を固定する手術)が含まれます。腰椎分離症は、特に若いスポーツ選手や活動的な人々に見られることがありますが、適切な治療と管理を受けることで、多くの患者様が症状を改善できます

  • 腰椎変性すべり症

    腰椎変性すべり症は、腰椎の椎体の変性によって、隣接する椎骨が前方に滑る状態を指す脊椎疾患です。軽度の腰椎変性すべり症の場合、安静、物理療法(体操、ストレッチ、筋力トレーニング)、痛みの管理(鎮痛薬や温熱療法)が試みられることがあります。重度の症状や神経症状がある場合、手術が必要なことがあります。手術には椎弓形成術、融合手術、椎間板置換術などが含まれます。腰椎変性すべり症は主に加齢に伴って発症することが多く、症状は個人差があります。治療法は症状や椎骨の変性の程度に応じて異なりますが、痛みの管理や運動療法が一般的に試みられ、手術は最終的な選択肢として検討されます。

  • ぎっくり腰(急性腰痛症)

    ぎっくり腰(急性腰痛症)は、急激に発生する腰の痛みを指す一般的な症状です。ぎっくり腰は、急激な腰の痛みや腰の筋肉の強い緊張を特徴とします。この痛みは通常、急な動作、重い物の持ち上げ、突然の姿勢変化などが原因で発生します。腰痛の他に、しびれや鈍痛が臀部(お尻)や下肢に広がることがあります。ぎっくり腰の治療は通常、安静、痛みの管理(鎮痛薬や温熱療法)、身体活動の制限、筋肉の強化とストレッチ、姿勢の改善などから成ります。大部分のぎっくり腰は数週間から数か月で自然に改善しますが、症状が重度で持続する場合や、神経症状がある場合、医師の指導のもとで評価と治療が必要です。

  • 変形性膝関節症

    変形性膝関節症は、膝関節の軟骨組織の変性や劣化によって引き起こされる関節疾患です。変形性膝関節症の主な原因は、膝関節の軟骨組織の劣化です。治療は、物理療法、体重管理、適切な運動が試みられます。進行した場合、関節内注射や手術(膝関節置換術)の可能性があります。変形性膝関節症は加齢に伴いより一般的になりますが、適切な管理と治療により、症状の軽減や生活の質の向上が期待できます。

  • 半月板損傷

    半月板損傷は、膝関節内にある半月板と呼ばれる軟骨組織の損傷を指します。半月板は膝関節内で衝撃を吸収し、安定性を提供する役割を果たしています。膝関節には内側半月板と外側半月板の2つの半月板が存在し、これらが損傷することがあります。治療方法は患者様の症状、年齢、活動レベルに応じて決定されます。医師の指導に従い、適切な治療を受けることが大切です。

  • 関節リウマチ

    関節リウマチは、自己免疫疾患の一つであり、主に関節に影響を及ぼす慢性的な炎症性関節疾患です。関節リウマチの具体的な原因は不明ですが、自己免疫反応が異常に活発化し、免疫系が誤って健康な組織と関節の軟骨を攻撃することが特徴です。遺伝的な要因や環境要因も関与する可能性があります。重度の関節破壊が進行した場合、人工関節置換手術が必要となることがあります。

  • 膝前十字靭帯損傷

    膝前十字靭帯損傷(Anterior Cruciate Ligament、ACL)は、膝関節内の前十字靭帯の損傷または断裂を指します。ACLは膝関節内で安定性を提供し、膝の前方への過度な動きを制限する重要な靭帯です。通常、急激な方向転換、突然の減速、転倒、スポーツ中の急激な動き、膝への強い衝撃などが原因で発生します。スポーツ(特にサッカー、バスケットボール、スキーやサーフィンなど)の競技者によく見られます。ACL損傷の主な症状には、急激な疼痛、膝の腫れ、膝の不安定感、膝が「ズレる」感覚が含まれます。
    多くの場合、損傷発生時に音が聞こえ、それが症状の始まりとなります。ACL損傷の早期診断と適切な治療は、将来の膝の安定性と関節の健康を維持するために非常に重要です。手術後のリハビリテーションも非常に重要であり、専門医の指導に従って適切な治療プランを立てることが必要です。

  • 鵞足炎、ランナーズニー

    鵞足炎は、膝の前部にある鵞足部と呼ばれるハムストリングス腱の付着部の炎症や急性の痛みを指します。一般的に、鵞足腱は膝関節の下に位置し、膝を伸展する際に動く重要な腱です。ランナーズニーは、ランニングやスポーツ活動中に膝の痛みが発生する症状を指します。どちらの症状も膝に関する問題であり、適切な診断と治療が必要です。膝に痛みや不快感がある場合、医師の診察を受けて正確な診断を受け、適切な治療プランを立てることが大切です。物理療法、運動療法、炎症を抑える薬物、ストレッチ、または手術が治療の一部として考慮されることがあります。

  • 膝蓋骨脱臼

    膝蓋骨が正常な位置から外れ、膝関節から脱臼する状態を指します。膝蓋骨は膝関節の前面に位置し、大腿骨と脛骨の間を移動しますが、膝蓋骨脱臼が発生すると、この膝蓋骨がその軌道から外れます。膝への急激な運動や回転、突然の転倒、またはスポーツ活動中の衝撃によって膝蓋骨が脱臼することがあります。手術などの治療後、リハビリテーションが重要であり、膝関節の機能を回復し、再発を防ぐのに役立ちます。膝蓋骨脱臼は適切な治療を受けることで、多くの患者様が完全な回復を達成できる可能性が高くなります。

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